日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術

日記の題名は、主にWEBサイトの企画、制作等を行っているIT企業「バーグハンバーグバーグ」の社長、シモダテツヤ氏によるビジネス書のタイトルです。

一言で表すならば、ユーモア溢れる表現で魅了し続ける彼の脳内を知るただひとつの本、といった所でしょうか。

タイトルの‘「ふざけた」’とは「ふざけることができない案件は受けない」という意味。
随分と尖った戦略ですが、コンプライアンスを守り、誰も傷つけず、常におもしろいと話題にさせて我々を引き付けて離さないので、彼の頭の良さを感じさせます。(私のボキャブラリーのなさも感じさせますね)

世の中にはたくさんのルールがあります。コンプライアンスを大切にするのはもちろんのこと、「こうした方が無難だよな」というようななんとなく決まっているルールもあります。それこそ企業が広告を出す時にクレームが来ないように、炎上してしまわないように、と気にすることとか。
私は現在、ITとは全く関係ない仕事をしていますが、クレームが来ないように、炎上しないように、といった不安はどの職業でもあるのではないでしょうか。

そんな時にぜひ読んで頂きたい。こういう考え方あるんだなと発想の転換のきっかけを与えてくれるでしょう。
まさに彼が提唱する「ギリギリセーフを狙う」ということです。
これ、もしかしたら就職の面接でも応用できるのではないでしょうか。(奇をてらうという意味ではなくね)

ビジネス書というとちょっとお堅いイメージがありますが、彼のボキャブラリーの豊富さや文章のうまさも相まって良い意味でさらりと読める一冊。オススメです。

あれ?Amazonのレビューに書いた方がよかったかなぁ…

NGコラム その3

まだまだ続くNGコラム
もうこのままずっと採用されない気がしないでもないけど、書きます。

『皆さん、こんにちは。先日フットサルをしました。
こうみえて僕は学生の頃サッカー部のキャプテンで優勝も果たしたこともあり、フットサルは楽勝でした。ギャラリーの女の子達も黄色い歓声で僕だけを応援してくれて、僕が走るだけで恋に落ちていました。試合が終わった後に女の子達から差し入れを貰ったのですが、タオルだけでものすごい数になり急きょ10トントラックを借りて事なきを得ました。しかも僕のLINEのIDをめぐって暴動が起きそうだったので急いで逃げたのですが、僕のフェロモンを嗅ぎ付けて数人の女の子に見つかってしまいました。したかないので今日はこれで勘弁してくれと僕のサイン入りブロマイドをプレゼントしたら速攻ヤフオクに出されて現在1億円の値がついています。モテる男ってつらいですね。

ここまで全部うそですが、エイプリルフールなのでセーフです。ってあれ?まだ3月か。ただの嘘つきですね。それではごきげんよう。』

これはもうヤケクソになって、このくらい尖っててもいーんじゃない?って思いながら書いたやつ。案の定却下。早く友人の口から「もう自分で書きます!」って泣きながら言わせたい感丸出し。でもそうなったらちょっと寂しいなぁ。

昔ばなしを知らなすぎる友人

「NGコラム その2」で紹介した昔ばなしを知らなすぎる友人。私自身、昔ばなしはいつの間にか知ってた存在なので、あまり偉そうには話せません。
友人にタイトルだけ言ってどんな話?と言ったら、しぶしぶ教えてくれました。
さるかに合戦→さるがかにに悪いことする
鶴の恩返し→鶴を助けて恩返ししてもらう
傘地蔵→知らん
カチカチ山→知らん
白雪姫→りんご
人魚姫→知らん
赤い靴→知らん
ありときりぎりす→知らん

マジなんですよ。忘れたとかじゃなくマジで知らんのですよ。
白雪姫→りんご なんかはなんとなく聞いたことある感がすごいでてるけど、りんごで終わってる友人はそもそも昔ばなしに興味がないみたいですね。

ちなみにマッチ売りの少女の話を教えてあげたら本気で泣いていました。30歳すぎてるのに。

NGコラム その2

ホワイトデーのコラムを却下されたので、次に書いたのは「友人について」です。
それがこちら

『皆さん、こんにちは。

突然ですが、「昔ばなし」ってどれくらい知ってますか?
この間友達と話していてふとそんな話題になったのですが、僕はほとんど「昔ばなし」を知らないということがわかりました。題名は聞いたことあるけど、内容はわからない話がほとんどで、シンデレラもそのうちの一つ。

友達に、どんな話か言ってみて?と言われ僕が理解している範囲で話した内容がこちら

厨房で四人の女性が働いていました。
ある日、その国の王子様の結婚披露宴が開かれることを知り、四人の女性は楽しみにしていました。しかし、披露宴当日は厨房の仕事があるので四人そろって参加はできません。しぶしぶ一人の女性が残り、他の三人は披露宴へ出掛けていきました。でもどうしても披露宴に行きたかったその女性は雇い主に頼み込み自身も披露宴へ行くことができました。
遅れて参加すると、披露宴が始まっており、女性は王子様とばったり出会ってしまいました。それが縁でシンデレラと王子様は結婚しましたとさ。

…もう、途中で話していて自分でも何言ってるかわからなくなりました。

友達には爆笑され、話を盛るなと言われましたが、僕にはそんな頭の柔らかさはありません。 無事友達から正しいシンデレラの話を教えてもらい事なきを得ました。
今こうして思い出してみても内容のひどさにヘドがでます。厨房の四人の女性?王子様の結婚披露宴?ガラスの靴は?魔法使いは?馬車は?しかもギリギリ知ってた「シンデレラと王子様が結婚」を無理やりぶちこむなんて。
内容がないよーとはこのことですね。 ディズニーさんも泣くわ。

でも、知ってる話もあるんですよ。桃太郎。
おじいさんとおばあさんが住んでいて、おじいさんは山へ古タイヤを捨てに、おばあさんは川へ外来魚を放ちに行く話ですよね?』

これね、本当の話なのよ。ガチでシンデレラの話を知らんかったでね。
ありのままの友人の姿を書きすぎたせいでこれも却下となりました。
最後の桃太郎は野性爆弾のくーちゃんの昔ばなしです。
こっちの昔ばなしを知ってる友人はやっぱ変わってんな。

NGコラム その1

そんなわけで(前回のブログ参照)友人の代筆をすることになった私。いろんなテーマでコラムを書き上げたのですが、たくさんボツをくらったので行き場を無くした文章をここに載せます。
まずはこちら

『皆さんこんにちは。
もう3月ですね。
僕は男なので3月といえばひな祭りよりもホワイトデーの方を思い浮かべます。
女性からバレンタインでチョコをいただいた男性が何をお返ししようか頭を悩ますイベントです。

義理チョコにも返すべきか?
もらった品物の金額よりも高い品物を返さなければいかないのか?
そもそも何をお返しすればいいのだろうか?
去年はどうしたっけ?

など、もらった方々の心の叫びが聞こえてきそうです。

僕もたくさん悩んできましたが、無難にお菓子をお返しするのがよいかと思ってます。ホワイトデーの特設コーナーもたくさんありますし、お手頃な価格なものも豊富です。大切な人へ送るならお取り寄せなんかもいいですよね。今年はホワイトデーも土曜日なのでどこかへ出かけるというのもいいのではないでしょうか。
これさえ押さえておけば来年も悩まずに済みます。
さらに上を目指すならバレンタインでもらったときに「誰から」「どれくらいの値段の」「何をもらったのか」をエクセルでまとめておけば来年、再来年にも生かせますし、お返しを選ぶのも楽になりますね。出来る男はやってます(多分)

さんざん言っておいてお前はどうなんだ?と思いますよね?
大丈夫です。
個人的にもらったバレンタインは0個です。』

三月に載せるコラムとして書いたのですが、見事却下をもらいました。バレンタインをもらえなかったことをばらしたのがまずかったのでしょうか。
ホワイトデーあるあるを書いたつもりなのに。
三月分どうしよう。

コラム

こんばんは。

私の友人は文章を書くのがむちゃくちゃヘタなんです。
プライベートなメールやビジネス上のやりとりは問題ないのですが、思ったことを自由に書けない「ブログ下手」です。

それくらいなら日常生活に支障はなさそうですが、友人の会社で月に一度は会社のHPにコラムを上げなければいけなくなったらしく、大層困っておりました。
業務に関する内容はNGらしく、完全にプライベートな内容でなければならないとのこと。

私からすれば、てきとーに書いておけばいいのにと思ってしまうのですが、顔色が悪くなるくらい困っていたのでちょっと助けてあげることに。
友人は星新一さんの短編集を読んでいたので、その感想文を書けばいいじゃないかとアドバイスし、試しに私にメールしてみてと頼みました。
すると、友人は「短編集を読みました。短いので読みやすいです。」と返してきたのです。

うそでしょ!?やる気なさすぎ!と思ったのですが、それが友人の限界のようでした。

月一回のノルマがある以上、友人の社内での評価が下がらないように私は代わりに内容を考えてあげることにしました。幸い、上記のようにプライベートな内容を書けばよいので、友人の性格も考慮に入れつつ書き上げました。

ちなみにその相談を受けたのが二月。
節分に関する内容を書いたので、友人も満足し、意気揚々とコラムを上げておりました。

前書きが大変長くなりましたが、問題はここからなんです。
三月分のコラムを書いて友人に見せたところ(友人の会社のパソコンからしか上げられないため、一度友人にコラムの内容を送っています)NGを出されました。
理由は「こんな立派な文章は書けない。社長にばれる。」
人に書かせておいて何言ってんだと思いましたし、大して立派な文章でもない…
しかし、代わりに考えてあげるよ!と言い出したのは私。ここで折れる訳にはいかない!!
友人にOKをもらえるような内容を書けばいい…
そうして何個か書いた文章もことごとくNGを食らったので、未だに三月分は書けておりません。
このまま葬りさるのはもったいないので、これからNGコラムをここに載せていこうと思います。